ソーシャルマシン M2MからIoTへ つながりが生む新ビジネス (角川EPUB選書)

ソーシャルマシン M2MからIoTへ つながりが生む新ビジネス (角川EPUB選書)

ソーシャルマシン M2MからIoTへ つながりが生む新ビジネス (角川EPUB選書)

第1部 ソーシャルマシンの概要

第1章 ソーシャルマシンの世界へようこそ
第2章 ソーシャル化する「モノのインターネット」
第3章 ソーシャルネットワークの進化
第4章 ソーシャルマシンと人類の未来

第2部 あらゆる製品がプラットフォームである——「すべてがつながる時代」のプロダクトデザイン——

第5章 ソーシャルマシンが社会を変える
第6章 抽象化の略史
第7章 ソーシャルマシンをデザインする
第8章 アバターと「ソーシャルマシンの7要素」——ソーシャルマシンの特性
第9章 ソーシャルマシンの活動領域——なぜ想定外の使われ方を歓迎しなければならないか

第3部 ソーシャルマシンのビジネスモデル

第10章 二つのモデル——誰が何をシェアするか
第11章 ソーシャルマシンでビジネスを始めるには
第12章 私のお客のお客は私のお客——ソーシャル・バリューチェーン
第13章 ソーシャルプライシングの技術

第4部 ソーシャルマシンを作る

第14章 デザインに求められるもの——ソーシャルマシンを作るには
第15章 さらに先へ

第5部 市場参入のシナリオ

第16章 スマートハウス
第17章 小売業
第18章 交通
第19章 金融
第20章 ヘルスケア

IOT、M2Mに関する書籍であるが、例えばRFIDなど固有の要素技術の説明ではなく、 「ソーシャルなマシン」という思想をベースとしたヒトとモノの展望が書かれている。

モノがインターネットを境界として「現実世界」「デジタル世界」で2つの顔を持ち、 デジタル世界の顔(本書ではアバターと定義している)は「ID/発見可能性/プレゼンス/ アクティビティ/ステータス/アクセス/特権」の7要素を持ち外部とコミュニケーションをとる (すなわちソーシャル化する)と定義している。

また、現実的にソーシャルなマシンをデザインする上では「物理的なマシン、アバター、 アプリ」の3つの構成要素が必要となり、スマートハウス、交通、金融などのを潜在領域として その利用イメージについても触れられている。

個人的には、別途読み進めている「グロースハック」「デザイン思考」「顧客開発」と併せて モデルを作ってみたいと思っている。特にグロースハックは人のソーシャル面というものが 大きな要素となっているが、それがモノまで広がった場合何が考えられるのかという点に 興味を持っている。